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【ネタの書き方のコツ】を知りたいあなたに元お笑い芸人がお答えします

【ネタの書き方のコツ】を知りたいあなたに元お笑い芸人がお答えします

お笑い芸人になりたくてネタを作ろうとしたけど書き方がわからない・・・。

もう何をどうしたらいいのか、最初はさっぱりわからないですよね。

わかります。

 

この記事では、漫才・コントのネタの書き方のコツを教えていきたいと思います。

 

僕は昔お笑い芸人を8年くらいやっていました。

そんな元お笑い芸人の僕が『これからお笑い芸人になりたいあなた』のために少しでも力になりたくてこの記事を書きました。

 

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まずはネタ帳を用意しよう

おそらくもう用意はしてあるでしょうが、ネタを脳内で作れる方以外は必ず必要になってきます笑。

 

僕は表紙に『ネタ帳』といちいち書いてました笑。

なんか『芸人やってんなこいつ感』が出ますし笑。

 

PCで書く方も多いかもしれませんね。

PCなら後々(ブログやYouTubeをやるとき)のことも考えるとMacBook Proが良いですが、高いし無理に買う必要はありません。

 

初心者はネタをパクって感覚をつかもう

コンビでもピンでも、最初は『ネタ』といっても何をどうしたら良いのかわかりませんよね。

 

なのでネタの書き方がわからない場合「どうしようネタが書けない」と悩む前に、まずプロのネタを丸パクリしてしまいましょう!

これふざけてるんじゃなくて大事です。

 

第一線で活躍している芸人さんのネタという『最高の教科書』があるのに、これを使わない手はありませんよ。

もうここで終わりにしてもいいくらいです笑。

いや、もうちょい行きましょうね。

 

漫才であればM-1グランプリや好きなコンビ芸人さんなどのネタを文字に正確に書き起こして完コピしてみましょう。

 

コントの場合も同じですね。

 

ピンも同じく。

 

完コピといっても、言っている事が同じなだけではまったく意味がありません。

大事なのは、その芸人さんのテンションや言い方喋るスピードやボケツッコミのタイミングや数など全てをパクってください。

 

ネタ自体は間違いなく面白いので、自分たちが完コピしたネタを動画に撮って確認をしてみてください。

 

本物に勝てるわけはありませんが、より近づけば近づくほどに『漫才やコントの感覚』がつかめてくると思います。

この感覚を掴むのが目的です。

 

それと、ネタを文字に起こすとネタの書き方や展開の仕方がなんとなくわかってくると思うので一石二鳥です!

  • ボケ:〇〇
  • ツッコミ:〇〇

 

って感じで書いていきましょう。

やみくもにネタを作って練習する前に、まずはプロのネタをパクリましょう

そのほうが効率よくレベルアップできますよ。

 

もちろん、実際にネタをパクってはいけません笑。

感覚を掴みましょう。

 

ネタの書き方のコツ

 

  • 漫才(喋りだけ/例:銀シャリ・ミキなど)
  • 漫才コント(喋りで入ってコントを挟む/例:千鳥・和牛など)
  • コント(衣装や小道具を使い役に入る:ロバート・バイきんぐなど)
  • ピンネタ(バカリズム・ゆりやんレトリィバァなど)

 

のどれでいくのかを考えましょう。

決まっているならOKです。

ネタの流れはオリジナリティな部分(ギャグとか強烈なキャラ)がすでにあれば、それを突き詰めていくのが1番だと思います。

 

受け入れられないリスクもありますが、やり続けることが大切だし、ハマれば一気に売れる可能性もありますよ。

 

なので型にはまる必要もないと思います。

正直、面白ければいいので。

漫才もコントも基本の型としては

  1. 掴み
  2. 小ボケ
  3. 中ボケ
  4. 大ボケ
  5. オチ

 

のように、最初にお客さんの心をつかんだあと、徐々に盛り上げていって最高潮のところでオチにする感じになります。

 

プロの芸人さんのネタを文字に正確に書き起こしてみればよくわかると思いますよ。

 

笑いは『緊張と緩和』がめちゃくちゃ大切

笑いは『緊張と緩和』がめちゃくちゃ大切ネタを書くときに必ず意識して欲しいのが『緊張と緩和』です。

 

緊張と緩和の漫才の例

【ボケ】:おれ最近彼女とうまくいってなくてさぁ…はぁ・・・(緊張
【ツッコミ】:だから最近お前元気なかったのか・・・(緊張
【ボケ】:いや、元気ないのは仮想通貨で損したからだよ!ちくしょーっ!(緩和
【ツッコミ】:心配して損したわ!(見ている人の代弁と共感

みたいな感じです。

 

適当なので面白いかは別として笑。

なんとなくわかってもらえましたかね。

 

最後のツッコミでお客さんの『代弁と共感』を言う感じです。

テクニックは必要ですが、緊張が長ければ長いほど緩和したときに面白いです。

 

代弁と共感』とは、先ほどのツッコミでいうと「心配して損したわ!」のツッコミに対して「そうそう」というのが『お客さんの気持ち』ですよね。

 

お客さんに「そうそう」と共感してもらい、「心配して損したわ!」とお客さんの代わりにツッコミを入れる感じです。

 

いろんな芸人さんのネタを見ると『緊張と緩和・代弁と共感』が必ず使われているのがわかると思います。

 

コント設定の考え方

コント設定の考え方設定は日常にありえそうなこと非日常を入れることが基本ですが、これも決まりはありません。

型はあるけど無いんです。

面白ければいいんです。

 

例えばベタなところでいうと、コントならコンビニ店員と客とかでもいいです。

次に、店員と客のどちらがボケでどちらがツッコミなのかですね、それによっても違ってきます。

 

店員がボケだとしたら、次は店員の人物像を作っていきます。

  • 名前は?
  • 男か女か?
  • 口癖は?
  • 職業は?
  • 年齢は?
  • 性格は?

 

など、役の設定をできるだけ細かく考えましょう。

この場合、客(ツッコミ)はまともなほうがいいです。

そのほうがメリハリがついてお客さんも見やすいです。

Wボケもありですが笑。

 

次に、例えば『レジでのお会計時のやり取り』で展開していくのか『立ち読みをしている客に店員が注意』する所で展開していくのかなど、コンビニという設定の中のシチュエーションを考えます。

 

あとは、店員と客の面白いやり取りを書いていけばいい感じです笑。

 

コントも『緊張と緩和』です。

例えば『客が店員にクレームしている最中に店員がオナラしちゃう』なんてのも『緊張と緩和』です。

 

ボケがめちゃくちゃする中で、ツッコミはそのボケにちゃんとツッコミましょう。

ツッコミの役割は、見ているお客さんの代弁者です。

 

僕はTVを見ながらツッコミを入れていたんですが、まさにそれですね。

ツッコミを入れる(ボケを正す)ことによって、お客さんは「そうそう!笑」と共感し、笑いを取ることができます。

ここ大事です。

 

ネタの時間と練習方法

ネタの時間と練習方法プロのネタを実際にパクっていれば感覚はつかめているでしょうから、ここからはとにかくネタを書きまくって何回も練習してブラッシュアップしていきましょう。

 

一般的なネタ時間は3~4分なので、その中で作りましょう。

1日1ネタは最低でも作りましょう。

 

僕は中学生の頃、楽しくて1日に3〜4個は作っていました(そのネタが面白いとは言っていない笑)。

 

ネタ見せ(オーディション)の場合は1〜2分のネタを作らないといけない時もありますが最初は難しいと思うので気にしなくてOKです。

 

というのもネタを書いていると最初のころは長くなりがちなんですよね。

あのボケも入れたい、このツッコミも入れたいと書いて行くうちにダラダラと長くなります。

 

必要ない部分は思い切って削る勇気も必要ですね。

練習場所は、大声を出しても迷惑にならない場所でやりましょうね。

 

カラオケBOXとかでもいいと思います。

僕たちは公園で毎日やってました。

 

公園にいる人たちにネタを見てもらったりすることで度胸もつきましたね。

僕たちお笑い芸人目指してるんですけど、ネタ見てもらってもいいですか?」って言うと結構見てもらえます。

 

自分たちのネタを動画で撮って客観的に見る目を持つのも大切です。

ネタ見せ(オーディション)に行くのが一番ですが、最初のうちは多分なかなか行く気になれないと思うので、ある程度度胸がついたら挑戦してみましょう。

 

まとめ

ZUMIBASE記事のまとめアイキャッチ画像お笑い芸人を目指すあなたに今回僕が伝えかったことは、ネタの書き方のコツです。

天丼(同じことを繰り返すボケ)とかテクニックもありますが、書き方の中身はぶっちゃけ自由です。

 

それと、つねに『面白いことないかな』とお笑いレーダーはオンにしておきましょうね。

そうすることで日常の面白いことに気づけるはずですし『ネタのネタ探し』になります。

 

ネタの書き方のコツ
  • 最初はプロのネタをパクって感覚をつかむ
  • 笑いは緊張と緩和
  • ツッコミはお客さんの代弁者
  • 常に笑いのことを考える
  • 書いて見せて(客観的に見て)直すを繰り返す

 

ネタを書いていくうちに『何が面白いのかわからない』という状態になるときもあると思います。

僕はしょっちゅうありました笑。

そうなったら焦らずに少し休みましょうね。

深みにハマるだけなので笑。

 

どうしても文章を書くのが苦手な方もいるでしょう。

そのときは書けないから芸人を諦めるのではなく、ネタを書ける相方を見つけましょう。

 

僕は『お笑い芸人になりたいあなた』を心の底から応援しています。

 

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